東京都の電力自給率は6%、大部分の電力は他県からの供給に頼っています。
都は「持続可能な都市」へ変革するために、エネルギーの更なる有効活用に取り組むと同時に、自給力を高めるため、再生可能なエネルギーの導入を進めるための取組みを積極的に行っています。その一つとして東京臨海風力発電所が3月に開設されました。私は是非、現場を見たいと思い、連休の晴れ間を利用してカメラを持って出かけました。
臨海副都心線テレポート駅から車で10分、東京お台場の沖合いにある東京港防波堤内埋立て処分場に、二基の大型風車(直径52メートル)が設置されていました。
名前は東京都臨海風力発電所
発電能力は2基合わせて1700KW(1.7MW)です。
これでおよそ800世帯分の電力がまかなえるとのこと。
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東京都臨海風力発電所 (現在2基設置されています) |
発電所と言っても、大きな風車が2本あるだけ、物々しい送電線や鉄塔は全くありません。臨海副都心は基本的には埋立地ですから、インフラ整備は計画的に行われ全て地下共同溝に設置されているそうです。発電された電力は地下ケーブルを経由して東京電力に販売されています。
当日は穏やかな天気でしたからあまり風も無く、風速3〜5メートルくらいで発電量も60KWと僅かでした。定格出力がでるのは風速16メートルとの事。また25メートルを超える台風などのときは、空気抵抗を少なくするため羽根を風と並行にし回転を停止させ、危険回避を図るとの事でした。
直径52メートルのプロペラが回るのですから、鉄塔の真下からではとても全体を視野に入れることは出来ません。また、風の強いときは、羽根が風を切る音がかなり大きいとのこと。日本では民家の近くにはありませんが平野部分の多いドイツなどでは、近くの民家への音の配慮もされているようです。
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2基分をまとめてモニターしている監視盤 |
設置場所が羽田に着陸する飛行機の進入ロに位置していますので、飛行機の上からは二つの風車が綺麗に見えると思います。チャンスがありましたら是非ご覧下さい。
発電所の概要説明看板には下記の内容が記されていました。

発電所の概要を説明している看板(風車を取り囲むフェンスに取り付けてありました)
今回、ご紹介した風力発電所は発電量が800世帯分ですから、自給率の向上と言う意味からは非常に小さな取組みです。これは、地球温暖化阻止へのごく小さな一歩と言えますが、都民の意識を高める為には大変有意義な事だと思います。
看板の設立趣意書にもあります様に、自然エネルギーへの関心が一人でも多くの方に高まり、『政府目標2010年、風力発電3000MW』達成に取り組める原動力になれば良いな、と大きな風車を見上げながら、強く感じました。
引き続き、地球温暖化防止への東京都の取組みをご紹介していきたいと考えております。ご期待ください。
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