2013/6/25 第133号 : 展示会見てある記

ライフスタイルの最前線
『インテリアライフスタイル 2013』

 今月の展示会見てある記は、6月5日(水)から7日(金)の3日間、東京ビックサイト西ホールで開催された「インテリアライフスタイル 2013」です。
 本展示会を主催したメサゴ・メッセフランクフルト株式会社は世界150カ国以上をカバーする世界有数の見本市主催会社メッセフランクフルトの日本法人です。
 今回のライフスタイル提案型国際見本市「インテリア ライフスタイル2013」は32カ国・地域から705 社(国内:473 社 海外:232 社)が出展し、多様化するライフスタイルニーズに応える様々なアイテムが発表されました。
 中でもアトリウム特別企画の「JAPAN STYLE」では、橋本夕紀夫氏が「Super Ennichi」をテーマにエリア全体を色とりどりの紙バンド(植田産業株式会社協力)で、縁日の賑わいをプロデュースし(写真1)注目を浴びていました。

写真1:「TOKYO STYLE」エリアの全貌

Chiori Design Paper Wreath by ユポ

 Chiori Design Paper Wreath は、ユポ紙を使用した伊藤千織デザイン事務所の作品で、一枚のシートを折るだけで、簡単に作れる半立体のリース(写真2、3)です。
 ユポ紙は水に強く丈夫なポリプロピレン合成紙で、鉛筆やマジック等の画材でリース表面に絵を描いたり、絵の具で彩色も可能です。屋外など水に濡れる場所でも繰り返し使えることができ、いろんなシーンで活用できるということからブースはたくさんのお客さんで賑わっていました。

写真2:LED電球を合わせ、照明としても活躍

写真3:ランプホルダ付きのリース

Twist together lamp「ツイストトゥギャザー・ランプ」

 ツイストトゥギャザー・ランプはニューヨークのグライド社の商品で、自由に組み換えができるモジュール式照明器具です。仕組みとしては独自の特許コネクタシステムにより、各ブロックライトのコネクタ部分に配線を兼ねたキーを差し込み(写真4)、ひねるだけで固定され、通電することが可能なLED照明です(写真5)。
 形を無限に変えることが可能で、壁一面をランプで彩ることも可能であれば、ポイントとしての装飾も可能です。

写真4:配線を兼ねたキーはこのような感じです

写真5:ブロックを組み立てて様々な形に

Cookiray「クーキレイ」

 クーキレイは住宅設備機器メーカ富士工業の商品で、焼き肉や鍋などの卓上調理の際に発生する油・煙・ニオイをテーブルの真上で効率よく吸い取ることで、壁や天井を汚れにくくするダイニング照明です。光源はLEDを使用しています。独自の4層フィルター構造で、油95%・煙90%・ニオイ80%を吸収することが可能という斬新な照明でした。

写真6:実際、食卓に付けるとこのようにおしゃれです

写真7:煙を吸い込む実演

錫KAGO

 これは能作社の商品で、手で簡単に曲げられる錫(すず)のかごです。用途やシーンに合わせて形を変えて使用でき、使い終わったら両手で押すだけで簡単に元の形に戻せるので収納にも困りません。錫は抗菌性があり、さびにくいと言いますが、曲げられるのは純度100%のみとのことで、自由に形作りができるとても画期的なかごでした。

写真8:形を思うがまま自由自在に

BOTTLE「ボトル」

 こちらはボタニストの商品ですが、密閉されたガラス瓶の中、循環する水と室内の光だけで水草が育つ屋内用観賞植物「BOTTLE」(写真9)です。水やりは一切不要なのは密閉状態で瓶の中の環境をコントロールしているためで、ふたを開放してはいけないそうです。「BOTTLE」の誕生のきっかけとなったのは、「水やりを忘れて植物が枯れる」という、インテリアとして植物を置いている飲食店等からのリクエストだったそうです。
 「BOTTLE」の中の植物は、結露によってできた水と、室内の明かりで光合成を行い、瓶という閉ざされた環境であるため、植物はゆっくリ育ちます。今月の展示会見てある記は、6月5日(水)から7日(金)の3日間、東京ビックサイト西ホールで開催された「インテリアライフスタイル 2013」です。

写真9:室内照明だけで育つ「BOTTLE」

蝶ネクタイ

 古くなってしまったものを新たな視点から見ることで別の新しいものとして甦らせるアップサイクルブランドのニューズド社は様々な作品の展示をしていました。写真10はシートベルトで作られた蝶ネクタイです。普段、何げなく触れていたシートベルトが変身した蝶ネクタイは、高級感さえ感じられるアイテムでした。

写真10:プリントを施すことで、シートベルトの雰囲気が一新

A4 UCHIWA

 写真11はプラスディー社のアイディア商品です。書類と同じA4サイズのうちわは、慣れ親しんだ大きさなので、本棚にしまったり、ノートと一緒にカバンに入れて持ち運ぶのにとても便利で、サラリマンを中心にブームになりつつある商品とのことでした。
 節電が当たり前になった夏のビジネスシーンにおいても、涼を簡単に得られる定番アイテムのひとつになればというデザイナーの思いが感じられるアイテムでした。

写真11:実はリバーシブルトーンになっており、煽ぐ度に色でも楽しめるデザインとなっています

 今回の展示会で展示された様々なインテリア、ライフスタイル提案商品は、忙しい日常の中でも、オフィスデスクをインテリア商品で飾ったり、部屋の照明を変えるだけで手軽にインテリアを楽しめ、癒しを感じられるアイディアが満載でした。また、日常生活における素朴な疑問やちょっとした工夫が素晴らしい発想を産み出し、形になったアイディアが生活に溶け込み新な日常になり得ることで、インテリアを更に身近に感じることができました。