資料名

米国市場・業界調査
米国スマートグリッド:スマートメーターを越えた先にある技術開発と商機に関する調査

新たに始まった実証実験プロジェクト、技術開発にしのぎを削る48社の技術開発動向、スマートメーターを越えた先にある技術の開発と商機を明らかにする

発刊日2010年04月12日体裁141ページ
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はじめに

米国の戦略

政府がスマートグリッド(次世代送電網)技術開発のために決めた刺激用総拠出金は円換算で約3700億円にのぼる。この金額を2010年9月までに拠出するのが政府計画である。補助金を受けた開発企業にとってそれは非課税でもあり、開発にも弾みがついている。これら一連の刺激策は、スマートグリッド技術をいち早く世界に先駆けて事業化し、業界標準も含め、一気に主導権を握ることが米国の戦略である。

スマートメーター

それにはまず、一般消費者を含むエンドユーザーが将来の送電網運営に積極的に参加できるようにする通信機能を内蔵したスマートメーターを含むAMI(先端的メータリング・インフラ)の導入が優先される。そこで、現時点におけるスマートメーターの導入と今後の予測をみると2015年で約5200万台の規模になる。

AMIスマートメーター市場規模予測(ユニット数)、2009-2015
スマートメーター/AMI 2009
実績
2010 2011 2012 2013 2014 2015 %
Units (000) 7,950 9,160 14,325 25,388 30,789 37,340 52,275 36.8
Rev ($000) 1,200,000 1,374,000 2,148,750 3,808,200 4,618,350 5,601,000 7,841,200 36.7

スマートメーターを越えた先にあるもの

さて、電力会社による大量なAMI(先端的メータリング・インフラ)の導入・設置にともなって、すでに米国内においては、政府支援を受けた新たな実証実験プロジェクトが進行中である。すなわち、第3章で詳しく報告・分析している以下のプロジェクトである。実証実験の後は、これら一連の技術の標準化と更なる開発を推進させ、事業化を目指すことになる。つまりスマートメーター/AMIに続き、将来の商機の創出である。

・プラグイン・ハイブリッド電気自動車と電気自動車へのスマートグリッド充電実証実験プロジェクト(2件)
・自己修復(自動復旧型)グリッド実証実験プロジェクト(3件)
・再生可能エネルギーを統合する(グリーンエネルギー)スマートグリッド実証実験プロジェクト(5件)
・エネルギー貯蔵実証実験プロジェクト(16件)
・地域スマートグリッド実証実験プロジェクト(16件)

なお、第1章では、「メーターの外側」という項目で、スマートメーターを越えた先にあるものを概観し、市場レイヤー別のサブマーケットの技術と開発企業(48社)を抽出し、第6章でそれらの企業の活動と動向を報告している。

本書の特徴

弊社では、2009年12月にスマートグリッド技術に関して、市場レイヤーの全体と個別を調査・分析した「米国スマートグリッド:市場レイヤー/開発技術/開発企業&18実証プロジェクトの最新動向と展望」を刊行した。その直後、刺激用総拠出金の魅力もあり、業界は矢継ぎ早に動きをみせ、次の事業化への実証実験プロジェクトを進行させた。これら一連の業界のすばやい動きは、専門家によれば、政府支援を受けた業界が今こそ米国の先端技術の創出と標準化による世界市場制覇の一大商機と捉えているからであるとの見解を寄せている。それでは、スマートメーターの先にあるアプリケーションや技術は何であるのか、商機とはどのくらいの事業規模で年々加速的に上昇していくのであろうか。第5章ではそれを詳しく調査・分析している。

本書が昨年刊行した調査レポートと併せ、御社の戦略立案に一役を担えば幸甚である。

Fuji-Keizai USA

<目次>

エグゼクティブ・サマリー

1.米国スマートグリッドの現状とスマートメーターの先にあるもの

  • 1.1 全体像
  • 1.2 「メーターの外側」:マーケット・レイヤーと定義
  • 図1-1 新しいエンド・ツー・エンド・スマートグリッド・インフラ
  • 1.2.1 スマートEV(電気自動車)充電装置
  • 1.2.2 ホーム用DR(需要反応)製品
  • 1.2.3 配電自動化(DA)と自己修復(自動復旧)グリッド
  • 1.2.4 再生可能エネルギーを統合(グリーンエネルギー)するパワーグリッド
  • 1.2.5 市場で活動する企業 市場レイヤー、新興のサブマーケット、企業名、技術

2.米国政府の計画と資金供与

  • 2.1 米国政府の計画(概観)
  • 図2-1 米国のスマートグリッド技術への支出内訳
  • 表2-1 支援対象となっている技術とグラント(投資)資金レベル
  • 2.2 政府グラントの供与状況
  • 2.3 高度スマートグリッド配備を支援する州レベルの活動
  • 表2-2 スマートグリッド技術投資グラントの額が大きかった10州の状況
  • 2.4 スマートグリッドと温暖化対策目標:未決法案
  • 表2-3 スマートグリッド関連の未決法案

3.米国実証実験プロジェクト、技術、ならびにオペレーションの実態

共通調査項目
・実証実験プロジェクトの目的
・プロジェクト期間
・ターゲットとなるホーム/ビルディング、変電所、または車両の数
・発電(再生可能エネルギーによる発電、またはそうでない発電の両方を含む)、またはエネルギー使用削減の目標
・市場レイヤー別の市場セグメント/アプリケーション/参加企業組織/技術
・進捗状況/現状
・結果、結論、その他の課題(実証実験プロジェクトを終えたかどうか)

  • 3.1 プラグイン・ハイブリッド電気自動車と電気自動車へのスマートグリッド充電
  • 3.1.1〜3.1.2 合計2実証実験プロジェクト
  • 3.2 自己修復(自動復旧型)グリッド
  • 3.2.1〜3.2.3 合計 合計実証実験3プロジェクト
  • 3.3 再生可能エネルギーを統合する(グリーンエネルギー)スマートグリッド
  • 3.3.1〜3.3.5 合計5実証実験プロジェクト
  • 3.4 エネルギー貯蔵実証実験プロジェクト(16件)
  • カリフォルニア州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ノースカロライナ州、ニューハンプシャー州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オハイオ州、ペンシルバニア州
  • 3.5 地域スマートグリッド実証実験プロジェクト(16件)
  • カリフォルニア州、マサチューセッツ州、ミズーリ州、ニューヨーク州、オハイオ州、テキサス州、バージニア州、ワシントン州、ウインスコンシン州

4.米国の技術標準:現在&未来

  • 4.1 全体像とシナリオ(現状と今後の方向性)
  • 表4-1 NISTのスマートグリッド標準設定計画スケジュール
  • 4.2 電気自動車インテグレーションのための技術標準
  • 4.2.1 SAE J1772 コネクター・スタンダード
  • 表4-2 SAE J1772 によって定義された充電仕様(方式別)
  • 4.2.2 データ通信標準とPEV(プラグイン電気自動車)とのやりとりが行なわれるケース
  • 表4-3 NISTで検討中のその他のPEV(プラグイン電気自動車)用SAEスタンダード
  • 図4-1 スマート充電 PEV(プラグイン電気自動車)とグリッド間の通信
  • 表4-4 PEVの利用シナリオ
  • 4.3 DR(需要反応)のスタンダード
  • 4.3.1 OpenADR
  • 4.3.2 ホームDRとスマート家電品
  • 表4-5 NISTが認識している、スマートグリッドHAN(ホーム・エリア・ネットワーク)スタンダード
  • 4.4 データ・インテグレーションとP2P通信用のT&Dスマートグリッド・スタンダード
  • 表4-6 トップ3のスマート配電グリッド・スタンダード
  • 4.5 エネルギー貯蔵と再生可能エネルギーの統合用スタンダード
  • 4.6 IPおよびワイヤレス通信スタンダード

5.市場トレンド:2009〜2015年

  • 5.1 全体像:トータル市場規模の予測
  • 図表5-1 トータル市場規模の予測と3つのセグメント市場予測
  • リサーチャー・コメント:
  • 市場を牽引する要因
  • 市場発展の阻害要因
  • 5.2 セグメント別の市場予測
  • 5.2.1 PEV(プラグイン電気自動車)インテグレーションとスマート充電
  • 図表5-2 PEV(プラグイン電気自動車)市場の予測(台数)
  • リサーチャー・コメント
  • 図表5-3 スマート充電ステーション市場の予測(ユニット数)
  • リサーチャー・コメント:
  • PEVインテグレーション市場を牽引する要因
  • 市場発展の阻害要因
  • 5.2.2 ホーム用DR(需要反応)製品
  • 図表5-4 ホーム用DR(需要反応)市場の予測(ユニット数)
  • リサーチャー・コメント:
  • 図表5-5 ホーム用DR(需要反応)市場の予測(金額)
  • ホームDR市場を牽引する要因
  • 市場発展の阻害要因
  • 5.3 自己修復型(自動復旧)グリッド
  • 図表5-6 自己修復型(自動復旧)グリッド市場の予測
  • リサーチャー・コメント:
  • 自己修復グリッド市場を牽引する要因
  • 5.4 再生可能エネルギーを統合する(グリーンエネルギー)スマートグリッド技術
  • 図表5-7 再生可能エネルギーを統合するスマートグリッド技術セクター市場の予測
  • リサーチャー・コメント:
  • エネルギー貯蔵システム(ESS)市場セグメントを牽引している要因
  • 表5-8 電力グリッドのエネルギー貯蔵能力は不十分(2009)
  • 表5-9 エネルギー貯蔵システム(ESS)技術とアプリケーション候補
  • ESSタイプ/技術/アプリケーション/開発・投資をしている企業名
  • PMU(位相計測ユニット)と電力品質関連製品市場を牽引する要因
  • 図表5-10 風力発電、太陽光発電、およびその他の再生可能エネルギーによる発電−2009年VS.2018年(予測値)
  • 5.5 スマートグリッド・タイムライン(方向性)

6.台頭・進展している分野:活動状況と各社の戦略

共通調査項目
・コンタクト/所在地
・技術開発
・開発・展開状況(製品、サービス)
・戦略的提携
・市場認知度
・リサーチャー分析

  • 6.1 PEV(プラグイン電気自動車)のスマート充電
  • 6.1.1〜6.1.7 合計7社
  • 6.2 家庭用需要反応装置/コントローラー
  • 6.2.1〜6.2.6 合計6社
  • 6.3 スマート・アプライアンス
  • 6.3.1〜6.3.2 合計2社
  • 6.4 配電自動化(DA)通信
  • 6.4.1〜6.4.6 合計6社
  • 6.5 自己修復グリッド装置
  • 6.5.1〜6.5.8 合計8社
  • 6.6先端的制御センター・システム
  • 6.6.1〜6.6.5 合計5社
  • 6.7 電力品質及び潮流調整
  • 6.7.1〜6.7.9 合計9社
  • 6.8 エネルギー貯蔵システム
  • 6.8.1〜6.8.5 合計5社